" 代理店型の自動車保険

保険料相場は高いが対面販売の安心感がメリット

保険料の相場は割高になる

代理店型自動車保険は、代理店手数料や人件費を含む支店経費などが保険料に含まれているため、ダイレクト販売の通販型に比べて保険料はどうしても割高になってしまいます。

どの位割高になるものかを確かめるため、見積もり比較サイトを利用して保険料の相場(各社の平均)を通販型と比べてみました。

ホンダ NBOX の例

<見積もり条件>
対人:無制限 対物:無制限 人身傷害:3,000万円 搭乗者傷害:なし 車両保険:なし
年齢条件:35歳以上 運転者:本人限定 用途:日常・レジャー 等級:12等級 免許の色:ブルー免許 年間走行距離:8,000km

保 険 会 社
年 間 保 険 料
損保ジャパン
28,770円
東京海上日動
31,080円
三井住友海上
32,870円
平均(相場)
30,907円

このケースでは代理店型3社(損保ジャパン、東京海上日動、三井住友海上)の見積もりが可能になりました。

3社の平均は30,907円となり、このケースでの代理店型の保険料相場は大体31,000円程度になることがわかります。

全く同条件での通販型各社(三井ダイレクト、アクサダイレクト、SBI損保など6社)の平均は20,960円になりましたので、代理店型の相場は通販型より1万円ほど高くなることがわかります。


ホンダ・フィット の例

<見積もり条件>
対人:無制限 対物:無制限 人身傷害:3,000万円 搭乗者傷害::1,000万円 車両保険:なし
年齢条件:26歳以上 運転者:本人限定 用途:日常・レジャー 等級:11等級 免許の色:ブルー免許 年間走行距離:2,000km 付属装置:ABS・エアバッグ・低公害車

保 険 会 社
年 間 保 険 料
セゾン 40,330円
日本興亜損保 47,670円
三井住友海上 50,520円
AIU 57,880円
平均(相場) 49,100円

このケースでは代理店型4社(セゾン、日本興亜損保、三井住友海上、AIU)の見積もりが可能になりました。

4社の平均は49,100円となり、この条件で加入する場合の代理店型の相場は大体49,000円程度になることがわかります。

全く同条件での通販型各社(チューリッヒ、アクサダイレクト、SBI損保など5社)の平均は、29,588円になりましたので、代理店型と通販型の相場の違いは2万円近くに拡がっています。


代理店型のメリットは保険のプロのアドバイス

自動車保険の代理店型

代理店型の自動車保険は「代理店系」ともいい、代理店の担当者と直接会って保険契約を行うタイプの任意保険です。

自動車保険自由化の前からある従前タイプの自動車保険で、国内損保の多くがこのタイプです。

各損保会社の代理店の多くが(約85% 2011年現在)自動車販売店、自動車修理店などの副業代理店ですが、保険のプロによる専業代理店も少ないながら存在します。

代理店型のメリットは、事故などいざという時にこのプロによるアドバイスが受けられたり、わからないことがあれば相談することができる点でしょう。

保険のプロがいる専業代理店であれば保険の知識に詳しいので補償内容などについて適切なアドバイスが受けられます。

対面で質問ができ気になる点を答えてもらえるので、補償などについて理解を深めたい人にはおすすめです。

自動車販売店など片手間の副業代理店の場合は、車のプロはいますが通常保険のプロはいませんのでこのメリットが期待できないことになリます。

地域で身近なところに専業のプロ代理店が見つかる場合は、代理店系のメリットが十分期待でき、代理店型が有力な選択肢になります。


代理店型のデメリットはプロ代理店が少ないこと

ネットの質問箱などで「代理店探しが重要」というコメントが良く出てきます。

通販型より保険料が割高なのに、なぜ顧客のほうが代理店探しをするのかと疑問に思うかもしれません。

代理店型の保険料には代理店手数料が一律に含まれているので、本来は契約者の誰もが平等にプロ代理店のアドバイスを受けられるようになっているべきです。

自動車保険の代理店型

しかし現実には、専業代理店は業界の16%程度に過ぎず、ほとんどの契約者は代理店型本来のメリットが受けられないようになっています。

「いざというとき代理店型の方が安心」というのは、専業プロ代理店に恵まれたという限られた場合の話だということになります。

保険料が割高なことに加え、この代理店の質の問題が代理店系任意保険のデメリットであることは間違いありません。

損保各社もこれまでの代理店の「粗製乱造」を反省し再教育などの対策を行っているようですが、状況改善にはかなりの年月を要することでしょう

専業代理店が身近に見つかるかどうかがポイント

専業のよいプロ代理店に恵まれたとしても、事故直後の初期対応などは代理店が行うわけではありません。

事故発生時の代理店によるあっせん・仲介は法令違反になり、代理店の業務の範囲外です。

「いざというとき代理店型の方が安心」という言い方には、代理店が事故対応をやってくれるというニュアンスが含まれており注意しなくてはなりません。

事故対応は保険会社が直接行うという点は代理店型も通販型も全く同じです。

代理店の担当者が現場に駆けつけることも無いわけではないでしょうが、出来ることはあくまでもアドバイスまでです。

ましてや副業代理店であれば、電話でのアドバイスさえ適切なものは期待できないと考えるべきでしょう。

「身近に代理店があるから事故対応が優れている」というイメージがあるとしたら、それは誤った先入観ですので改めましょう。


自動車保険 相場自分に合う代理店型自動車保険も一括見積もりなら簡単に見つけることができます。


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