" 自動車保険の等級ダウンの影響額

無事故を続けることが一番の節約になる

2013年10月以降の契約から適用される「事故有等級」による影響はどの程度になるものでしょうか。

等級:16等級、事故発生年の年間保険料:50,000円(わかり易くするため模式的な金額とする)のモデルケースで試算して見ましょう。

3等級ダウン事故の場合の影響額

3等級ダウン事故により3年間事故有等級が適用される場合を試算してみました。

  

 等 級

割 引 率
等級ダウン後の
保険料
事故なしの場合の
保険料(割引率)

 影響額 
事故発生の年 通常の16等級 52% 50,000円(16等級:52%)
事故後1年目 事故有13等級 29% 73,958円 48,958円(17等級:53%) 25,000円
事故後2年目 事故有14等級 31% 71,875円 47,916円(18等級:54%) 23,959円
事故後3年目 事故有15等級 33% 69,791円 46,875円(19等級:55%) 22,916円
事故後4年目 通常の16等級 52% 50,000円 38,541円(20等級:63%) 11,459円
事故後5年目 通常の17等級 53% 48,958円 38,541円(20等級:63%) 10,417円
事故後6年目 通常の18等級 54% 47,916円 38,541円(20等級:63%) 9,375円
事故後7年目 通常の19等級 55% 46,875円 38,541円(20等級:63%) 8,334円
事故後8年目 通常の20等級 63% 38,541円 38,541円(20等級:63%) 0円
 合 計          111,460円

※事故後1年目以降の保険料は次の算式で算出 ⇒ 50,000円×(100-割引率)/(100-52)

自動車保険の等級

事故後1年目は事故有等級の13等級が適用され、割引率が52%から29%と20ポイント以上低くなってしまいます。

事故がない場合は通常等級で1等級上がりますので割引率が53%となり、保険料は50,000円から48,958円と1,000円ほど安くなります。

これらの差によって、影響額は25,000円になってしまいます。

事故後2年目、3年目も事故有等級の適用で影響額はそれぞれ23,959円、22,916円と2万円を超えてしまいます。

事故後4年目にやっと事故前の16等級に復帰しますが、事故がない場合よりも等級が遅れているので11,459円の影響額が残ります。

等級上昇の遅れによる影響は上限の20等級に達するまで5年間続きます。

その結果、事故有等級適用の3年間の影響額は71,875円、等級が事故前の16等級に回復してから20等級に達するまでの5年間の影響額が39,585となり、8年間合計では111,460円の影響がでることになります。

仮に事故有等級が適用されないとすれば、事故後3年間の影響額がどうなるかを確認してみましょう。

  

 等 級

割 引 率
等級ダウン後の
保険料
事故なしの場合の
保険料(割引率)

 影響額 
事故発生の年 通常の16等級 52% 50,000円(16等級:52%)
事故後1年目 通常の13等級 49% 53,125円 48,958円(17等級:53%) 4,167円
事故後2年目 通常の14等級 50% 52,083円 47,916円(18等級:54%) 4,167円
事故後3年目 通常の15等級 51% 51,041円 46,875円(19等級:55%) 4,166円
 合 計          12,500円

事故後3年間の影響額は12,500円程度になりますが、これが事故有等級の適用で71,875円になるわけですから、ペナルティーの強化は3年間で6万円近くの金額になるという計算になります。

このように試算して見ると、3等級ダウン事故へのペナルティーの度合いがかなり強いものになったことがわかります。

人身事故や高額な物損事故を起こしてしまえば、自動車保険の保険料でこのくらいの打撃を受けることになると覚悟しなければなりません。


1等級ダウン事故の場合の影響額

1等級ダウン事故により1年間事故有等級が適用される場合を試算してみました。

  

 等 級

割 引 率
等級ダウン後の
保険料
事故なしの場合の
保険料(割引率)

 影響額 
事故発生の年 通常の16等級 52% 50,000円(16等級:52%)
事故後1年目 事故有15等級 33% 69,792円 48,958円(17等級:53%) 20,834円
事故後2年目 通常の16等級 52% 50,000円 47,916円(18等級:54%) 2,084円
事故後3年目 通常の17等級 53% 48,958円 46,875円(19等級:55%) 2,083円
事故後4年目 通常の18等級 54% 47,916円 38,541円(20等級:63%) 9,375円
事故後5年目 通常の19等級 55% 46,875円 38,541円(20等級:63%) 8,334円
事故後6年目 通常の20等級 63% 38,541円 38,541円(20等級:63%) 0円
 合 計          42,710円

事故後1年目は事故有等級で1等級ダウンの15等級が適用され、割引率が52%から33%と約20ポイント低くなり、保険料69,792円まで上がります。

事故がない場合は通常等級で1等級上がって割引率が53%となり、保険料は50,000円から48,958円になります。

以上の差によって、1年目の影響額は20,834円になります。

事故後2年目には、通常等級の16等級に回復して割引率も52%となり、事故がない場合との差額が3,125円に縮小します。

事故後2年間の影響額の合計23,959円になりますが、3年目以降も等級上昇の遅れによる影響額が続き、20等級に達するまでの6年間の影響額の合計は42,710円になります。

この結果から言えることは、例えば免責5万円の場合、9万円程度の損害までは車両保険を使わないで自己負担で修理した方がトータルで損をせずに済むということです。

この試算はあくまでもモデル計算なのでどの車でも9万円程度というわけではありませんが、このケースでは<免責金額+42,710円>が保険を使うかどうかの目安になります。

たとえ6、7万円の損害があり免責を超える1、2万円の保険金を受け取ると、それだけでトータル4万円を超える保険料負担の増加になってしまいます。

1等級ダウン事故の場合は、「たかが1等級じゃないか」というのではなく、トータルで保険料への影響がどうなるかを考えてから保険請求を行った方がいいでしょう。


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