" 自動車保険の等級制度のしくみ

無事故を続けることが一番の節約になる

等級制度の基本

自動車保険には各保険会社に共通する仕組みである「等級」という制度があります。

運転歴によって1等級から20等級までの20のランクに分けられ、ランクが高いほど保険料の割引率が大きくなります。

初めて自動車保険に加入する場合は通常6等級から始まり、1年間無事故を続けるごとに1ランクづつ上がり、事故を起こして保険金の支払いを受ければ次の契約から通常3等級のダウンになります。

等級ごとの割引(割増)率は次の表のとおりで、最高の20等級になると保険料の割引は63パーセントにもなります。

自動車保険には保険会社によって様々な割引が用意され競争のようになっていますが、無事故を続けて等級を上げていくことが何よりの着実な節約になります。

■等級による割引率・割増率   <凡例> -63 … 63%の割引  52 … 52%の割り増し

等級 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
割引(割増)率(%) 52 26 10 -1 -10 -17 -23 -28 -33 -37

等級 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
割引率(%) -40 -44 -47 -50 -52 -55 -57 -59 -61 -63

※現行(2012年10月~2013年9月)の割引・割増率。



事故で保険を使えば等級が下がる

等級との関係から、事故は「3等級ダウン事故」、「1等級ダウン事故」、「ノーカウント事故」の3つに分類されています。

3等級ダウン事故
人をケガさせた(対人賠償)
車や建物を壊した(対物賠償)
自損で車を壊した(車両保険)
1等級ダウン事故
盗難、落書き、窓ガラス破損、火災、
台風、竜巻、洪水、高潮など(車両保険)
ノーカウント事故
自分や家族のケガ
(人身傷害保険、搭乗者傷害保険、無保険車傷害保険、その他特約)

自動車保険の等級

1等級ダウン事故は2012年10月1日から大半の保険会社で「等級すえおき事故」を廃止し新たに導入された区分です。

等級すえおき事故では等級がダウンしませんでしたが、1等級ダウン事故では等級がダウンになるうえ2013年10月からは「事故有等級」という低い割引率が1年間適用されることになっています。

盗難や落書きなどなら「管理が悪い」と言われる面もあるかもしれませんが、台風、洪水などの自然災害による事故までペナルティーの対象になるのはどうかと思いますが、現実にもうこの改正は実施に移されています。

ノーカウント事故は保険金の支払いを受けても等級の上では事故とカウントされない事故です。


等級は保険会社が変わっても引き継がれる

等級制度は、自動車保険の全体を背骨のように貫く各保険会社共通の仕組みです。

自動車保険に加入している一人ひとりの等級は自動車保険を販売する全保険会社がリンクする共通のデータベースに記録され、どこの保険会社であろうがあなたの現在の等級を確認できるようになっています。

自動車保険は基本的に1年間の保険ですが、この等級データの各社共有によって等級のダウンの心配無しに自由に保険会社の切り替えをすることができます。

また逆に、事故によって等級がダウンし5等級以下になる予定の人が保険会社を変えて6等級の新規加入扱いで契約するなどの不公平も防いでいるわけです。


車種変更によっては等級を引き継げないこともある

車の買い替えで車種が変わるのはよくあることですが、例えば定年などによりオーソドックスなセダンから趣味が楽しめるSUVに買い換えるなど、全く違う性格の車に乗り換える場合もあります。

このような場合等級の引継ぎまで考えることは少ないでしょうが、後で「もうちょっと確かめて置けばよかった」ということにならないよう、等級を問題なく引き継ぐことのできる車種変更についてまとめてみましょう。

等級を引継げる車種の変更

①現在と同車種への変更

②自家用の次の車種の間の変更
・普通乗用(3ナンバー)
・小型乗用(5,7ナンバー)
・小型貨物(4ナンバー)
・軽四輪乗用(軽5ナンバー)
・軽四輪貨物(軽4ナンバー)
・最大積載量2t以下の普通貨物(1ナンバー、RV車なども含む)
・8ナンバーのキャンピングカー
(※保険会社により取扱が違う場合がありますので確認が必要です。)

無事故を続けて等級が高くなっている方の場合、車種変更で等級が引き継げなくなれば保険料がアップすることになり、計算外の出費になってしまいます。

等級引継ぎのために車選びが左右されるのは本末転倒でしょうが、事前に事前に自動車保険への影響も知っておけばより納得できる車選びになるでしょう。


自動車保険 相場【無料】一括見積もりなら年齢条件、運転者限定を設定して一番安い自動車保険を簡単に探すことができます。


このページの先頭へ