" 自動車保険の人身傷害保険の限度額を考えてみる

人身傷害の限度額は3千万円から1千万円刻み

人身傷害保険のメリット

自動車保険の相場

人身傷害保険は1998年に初めて発売されたまだ歴史の浅い保険ですが、発売後すぐ人気商品になり今ではほとんどの保険会社で用意されています。

最大の特徴は、契約者の過失分をカバーできることで「完全補償型」保険などと言われています。

契約車や他の車に乗車中の事故で本人(被保険者)や同乗者が死亡・後遺障害・傷害を受けた場合に補償され、さらに乗車中の事故だけでなく歩行中の自動車事故の場合でも補償されます。

完全補償型の名のとおり、示談の成立前でも本人の過失分も含めた実損額が、限度額の範囲内で補償されます。

2011年の統計によれば、自動車保険の契約者の8割近くの人がこの人身傷害保険に加入し、さらに増加傾向にあると言いますから、今や搭乗者傷害保険に代わって自動車保険に欠かせない補償となりつつあります。


人身傷害保険の限度額はいくらにすればいいのか?

人身傷害保険の限度額は最低が3千万円、1千万円刻みで2億円まで増やすことができ、それ以上は無制限となります。

保険会社のおすすめや標準タイプでは、3千万円や5千万になっている例が多いのですが、果たして人身傷害の限度額はいくらにすれば安心なのでしょうか。

限度額は高ければ高いほど安心度は増しますが、当然ながら保険料負担との兼ね合いになって来ます。

そこでまずは、限度額の違いによる保険料の違いを、3千万円、5千万円、1億円の三つのケースで調べてみました。


■「人身傷害:3千万円」と「人身傷害:5千万円」との保険料の差額

<見積もり条件>
スズキ スイフトスポーツ 年齢:30歳 等級:12等級 免許証の色:ブルー免許 運転者限定:本人限定 主たる用途:日常・レジャー 走行距離:8,000
対人:無制限 対物:無制限 搭乗者傷害:なし 車両保険:なし

保 険 会 社
人身傷害:3千万円
人身傷害:5千万円
3千万円と5千万円との差額
SBI損保
19,790円
20,070円
280円
三井ダイレクト
20,490円
21,530円
1,040円
アクサダイレクト
23,110円
23,420円
310円
○○○○○ホーム
31,060円
32,330円
1,270円
ソニー損保
32,210円
33,150円
940円
損保ジャパン
35,370円
36,690円
1,320円
三井住友海上
39,320円
42,660円
3,340円

■「人身傷害:3千万円」と「人身傷害:1億円」との保険料の差額

<見積もり条件>
上記と同じ

保 険 会 社
人身傷害:3千万円
人身傷害 : 1億円
3千万円と1億円との差額
SBI損保
19,790円
20,160円
370円
三井ダイレクト
20,490円
22,490円
2,000円
アクサダイレクト
23,110円
23,520円
410円
○○○○○ホーム
31,060円
35,520円
4,460円
ソニー損保
32,210円
35,490円
3,280円
損保ジャパン
35,370円
38,370円
3,000円
三井住友海上
39,320円
49,270円
9,950円

本当に意外な結果なのですが、保険会社によっては1,000円足らずの保険料追加によって、限度額3千万円を5千万円、1億円にできることがわかります。

限度額アップによる保険料の増え方は通販型各社の中でも傾向が分かれており、SBI損保、アクサダイレクトは3千万円から1億円にしても400円程度の増額ですが、その他の通販各社は2,000円~4,500円程度の保険料増加となっています。

このシミュレーションが格別に保険料が安くなっているとも考えられません。

モデルにしたスズキ・スイフトスポイーツ(ZC32S)は料率クラス(傷害)が「4」とリスクも人並みの車であり、他の車種でも似たような見積もり結果になると推測できます。


保険会社を選び限度額は5千万円にしておきたい

上のシミュレーション結果から次のことがわかりました。

■人身傷害の限度額の変更による保険料の増加は、各社で傾向がまちまちであること。

■通販型、代理店型も1,000円程度の保険料追加で限度額を5千万円にできること。

■限度額1億円のための保険料増は、500円未満から9,950円までと大きいばらつきがあること。

この結果から見ると、人身傷害の限度額については最低額の3千万円にこだわらず、1,000円程度の保険料増を覚悟して最低でも5千万円にしておいた方が賢明だという気がします。

5千万円であれば、損害額1億円もあり得る契約者死亡の最悪ケースでも過失割合50%までは人身傷害保険でカバーできるという見当も付けられます。

<損害額 1億円> ← <過失割合50%の相手方から5千万円>+<人身傷害補償 5千万円>


人身障害はケガ対策と割り切れば3千万円でも十分

一方、何でもかんでも自動車保険で損害をまかなうのではなく、死亡などは生命保険を活用し人身傷害保険はケガ対策であると割り切れば、限度額3千万円でも十分かもしれません。

ちなみに、レンタカー各社がレンタカーに付けている人身障害保険の限度額を調べてみたら、3千万円が大勢でした。

・ニッポンレンタカー・・・標準コース 限度額3,000万円(安心コースは5,000万円)
・トヨタレンタカー・・・限度額3,000万円
・日産レンタカー・・・限度額3,000万円

レンタカー各社もそのように考えていると言うわけではありませんが、参考にはなると思います。


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